不整脈とは
不整脈はほとんどすべての方に診られる疾患で、概して、心臓の電気活動が正常範囲を超え、異常に多すぎたり少なすぎたり、不規則になったりする状態を指します。また、心臓の形態や機能に異常がなくても不整脈が発生することはしばしばあり、元の心臓に異常があればなおさら多く発生します。自覚症状として、動悸、脈の結滞、息切れ、胸痛、失神、突然死などがありますが、看過できるものから命にかかわるものまで重症度は様々です。たとえ不整脈があっても自覚症状がなく経過し、健診での心電図検査、または他の心身の不調で病院を受診して初めて不整脈の存在に気付かされる場合があります。したがって、日常生活において自己検脈や健診での異常の検出、また日常診療では身体診察や心電図検査でできるだけ不整脈を検出ないしは予知し、適確に評価し適切に対応する必要があります。
診療/ 治療実績